【drupa2016】グローバルグラフィックス 最新Harlequin RIP 11を発表~インクジェット、パッケージ機能強化
RIP等のソフトウェアプラットフォームを開発するグローバルグラフィックスは3月2日、デジタル印刷機を運用するソフトウェアエンジン「Harlequin RIP」の最新版「Harlequin RIP 11」を発表した。インクジェット印刷機の制御とラベル・パッケージング用の新機能が追加されている。5月31日から6月10日まで開催されるdrupa2016に出展される。
Harlequin RIPは、印刷できるページ形式にデザインやプリプレスデータを変換し、印刷機に供給するソフトウェア。広範なPDFデザインツールと互換性があり、業界標準に準拠している。
最新版ではインクジェット出力品質を改善するための新機能を搭載することで出力品質の基準を高め、さらに多くのバリアブルデータ印刷制御に対応し、そしてラベルとパッケージングアプリケーション用の新機能を搭載した。「Harlequin Host Renderer 11」は、大量デジタルプロダクション環境で使用されるデジタルフロントエンドで向け。「Harlequin MultiRIP 11」は、コンベンショナル、ライトプロダクション印刷向けの製品となっている。
ラベルとパッケージング用の新機能では、指定されたスポットセパレーションをインターセプトしエキスポートする「Harlequin Contour Processor」を搭載。多くのパッケージングとラベルジョブでは、切り取り線やその他の技術的な目的でセパレーションを使用しており、しばしば校正目的で印刷する必要があったり、印刷とプリカットされたメディアとの位置合わせに使われたりする。また、後処理での切り取り用途で使用される。これらセパレーションは、プロダクション印刷用としてはラスタから除外される必要がある。この機能は大判プロッター/カッター用途に便利なものとなっている。加えて、ホワイト、ニス、メタリック用オーバープリントのオーバープリント制御を可能にした。