【香川県高松市】真和 破産手続き開始決定受ける(新型コロナウイルス関連倒産)
香川県高松市の 株式会社真和 は、11月7日、高松地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。負債は約17億7,500万円。
同社は、1983年に設立した印刷機器の卸売業者。業務用の印刷機器や製版機器類の販売・メンテナンスのほか、インクやゴムローラー、洗浄液などの消耗品も扱い、本社のほか松山と徳島に営業所を設置して、四国内の印刷業者を得意先に営業基盤を構築していた。しかし、同業者との競争激化や大型案件の減少などで業容は縮小傾向となり、2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響も重なり印刷機器や消耗品の需要が減少し、年売上高が落ち込んでいた。また、市況の悪化により価格競争から抜け出せず収益性は低調で、借り入れ負担も重荷となっていた。今期に入っても業況は回復せず、資金繰りが限界となり事業の継続を断念。10月31日から臨時休業となり、11月6日までに事業を停止していた。