【長崎県長崎市】日本産業印刷 自己破産申請へ
長崎県長崎市の 有限会社日本産業印刷 は、6月18日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。負債は約9,000万円。
同社は、1984年に設立した印刷業者で、長崎市内を商圏とし、主に商業印刷を手がけていた。近年では新聞の折り込みチラシを中心に展開し、チラシ折り込み業者や新聞販売業者への販路を確保することで売上高を計上していた。しかし、印刷需要が減少傾向となり、紙媒体の広告の受注が低迷。同業者との競合による受注単価下落や原料高が収益を圧迫。設備投資の負担もあり、資金繰りが悪化し、業績改善の見通しも立たないことから事業の継続を断念した。