【秋田県・佐藤印刷】事業停止、自己破産申請へ

秋田県横手市の 株式会社佐藤印刷 は、2023年11月24日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。負債は約1億円の見込み。
同社は、1910年創業の印刷業者。110年を超える老舗業者で地元企業や個人顧客のほか、官公庁、各種団体を得意先として、帳票やはがき、封筒、名刺、パンフレット、月刊誌などの印刷業務全般を手がけていた。その後、同業者との競合やパソコン・プリンターの普及などから売り上げは減少基調を余儀なくされていたほか、収益面も厳しい状況が続いてきた。設備資金を借入金に依存していたため、資金繰りにも余裕のない展開であった。近年は月刊誌の印刷業務を請け負うなど業容維持を図っていたものの売り上げは回復せず、資金調達も限界に達したため事業の継続を断念した。

関連記事

最新記事