【神奈川県横浜市】サンプリンティングシステム 破産手続き開始決定受ける(新型コロナウイルス関連倒産)
神奈川県横浜市の 株式会社サンプリンティングシステムは、7月28日、横浜地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は、債権者約102名(労働債権含む)に対し約10億円。
同社は、1991年に設立された印刷業者。主にホテル、結婚式場からの依頼により披露宴で利用される招待状、メニュー、席次表、式次第など婚礼用印刷物の企画から製版、紙加工、印刷まで行っていたほか、幼稚園、個人向けにフォトアルバムの製作も手がけていた。しかし、もともと採算性に欠ける運営が続くなか、新型コロナウイルス感染拡大による需要減少などから業況が悪化。債務超過にあって過大な借入金と人件費が重荷となり、資金繰りが限界に達したことから、今年7月25日に事業を停止し、今回の措置となった。