【東京都東村山市】日本制作センター 破産手続き開始決定受ける(新型コロナウイルス関連倒産)
東京都東村山市の 株式会社日本制作センター は、11月7日、東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は約5億7,000万円の見込み。
同社は1975年に設立。家庭学習教材『トレーニングペーパー』や科学雑誌『ニュートン』の発行で知られる 株式会社教育社(株式会社キョーイクソフトに商号変更/2018年12月解散)の印刷部門が独立したもの。大手予備校を得意先とした学習教材の印刷を主力事業とし、各種学術書や月刊誌、書籍、辞書などの書籍印刷のほかカタログやパンフレット、ポスター等の商業印刷も手がけていた。しかし、少子化を背景に売り上げは減少傾向となり、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大手予備校の対面授業の停止にともない学習テキストの需要が減少。下請け仕事も激減し、年売上高が減少。有利子負債の負担も重く、学習教材のデジタル化が進むなか、事業の継続を断念した。