【東京都新宿区】音羽印刷 債務整理を弁護士に一任

東京都新宿区の 音羽印刷株式会社 は、11月6日、債務整理を弁護士に一任した。負債は2023年1月期末時点で約19億3,300万円。今後は調査を行ったうえで方向性を決定するとしている。
同社は、1964年に創業した印刷業者。チラシやパンフレット、カレンダーなどの商業印刷を中心に、専門学校のテキストや小冊子、雑誌などのほか、外部の加工業者を利用してクリアファイル印刷や圧着DMハガキ、封筒など多岐にわたる印刷・製本を手がけていた。平版・オフセット輪転印刷から製本、仕分け梱包、発送まで一貫して行えることを強みに売上高も伸ばしていた。しかし、紙媒体需要の低迷など業界全体が苦戦を強いられるなか、新型コロナウイルス感染拡大の影響が残ったことで受注が伸び悩み、売上高が減少。この間、赤字決算を散発するなか、設備投資などに伴う金融機関からの借入金の返済負担も重く、厳しい運営を強いられていた。コロナ融資を受けるなど経営改善に努めていたが、直近の支払いが決済難に陥っていた。

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