【東京都】プルーフ・オーシヤン 破産手続き開始決定受ける(続報:新型コロナウイルス関連倒産)

東京都大田区の 株式会社プルーフ・オーシヤン は、4月3日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。負債は2021年2月期末時点で約2億2900万円。

同社は、1995年に設立。ポスターやパンフレット、カタログなどの商業印刷を中心に、製本工程などの一部加工以外は製版から刷版、色校正、印刷、加工までを自社で一貫して行う印刷加工を手がけていた。色校正の請負も手がけ、熟練した職人が専門的に行い、テレビドラマのポスターや大手印刷会社、広告制作会社からの受注実績もあった。しかし、デジタル印刷の伸長により色校正の需要は縮小傾向で推移。同業者との価格競争などもあって欠損計上が続き、2020年2月期には債務超過に転落。新型コロナウイルス感染拡大の影響で受注も減少し、売上高が落ち込んでいたなか、今年3月30日に事業を停止していた。

関連記事

最新記事