【東京・品川区】Keart 破産手続き開始決受ける(新型コロナウイルス関連倒産)
東京都品川区の 株式会社Keart(カブシキガイシャケーアート) は、4月5日、東京地裁より破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。負債は2021年1月期末時点で約1億300万円。
同社は、1984年に創業し、オフセット印刷による印刷物の作成および色校正を中心に、一部Webサイトの制作を手がけていた。刷版作成や本刷り前の色校正を得意としていたが、取引先のデジタル化の進展や新型コロナウイルス感染拡大に伴うイベント関連の紙媒体需要の減少を受け、年収入高が減少。ゼロゼロ融資の活用や人員削減などでしのいでいたが、人員削減により外注費が増加して資金繰りを圧迫。営業力が低下するなか利益確保に苦戦し、先行きの見通しが立たなくなったことから、2022年12月に事業を停止した。
なお、関係会社でCTPデータ出力サービスを主力とする製版を手がけていた 株式会社ケイアンドエイトクリエーションセンター(2006年設立)も、同様の措置となった。