DNPグループは大日本印刷株式会社代表取締役社長北島義斉氏による「DNPグループ入社式 社長訓示（抜粋）」を発表した。同社は2025年４月２日（水）に入社式をとり行い、新入社員を迎えた。

DNPグループ入社式 社長訓示（抜粋）
皆さん、入社おめでとう。
皆さんは、新型コロナの流行と収束に加え、地球環境や地政学的なリスクなど、環境・社会・経済の大きな変化の中で学生時代を過ごしてきたと思います。
DNPは、このような変化を“自らが変革を起こすチャンス”と捉え新しい価値を生み出すための「挑戦」を繰り返しています。私たちは、｢成功｣の反対語は｢失敗｣ではなく、｢挑戦しないこと｣であり、うまくいかないことは「失敗」ではなく、「成功に欠かせない糧」だと考えているのです。
新しい価値を生み出すために重要になるのが、ＤＮＰが「行動指針」に掲げる「対話と協働」です。先輩社員の持つ強みや皆さん自身の強みを「対話」で明確にし、その強みを「協働」して掛け合わせることで今までにない価値を生み出していきましょう。初めのうちは、自分の提案が受け入れられないのでは、と不安に思うかもしれません。ＤＮＰでは、不安なく多様な人が多様な意見を交わせる環境を実現させるために、「こころの資本の醸成」と「心理的安全性の構築」をグループ全体で取り組んでいます。
DNPは来年2026年に、創業150周年を迎えます。私たちには｢常に変革し続ける｣企業文化があり、この1世紀半も「変革への挑戦」の連続でした。現在は、明治の創業時と、戦後の事業領域の拡大を超える「第三の創業」の実現に力を入れています。この挑戦は、社員一人ひとりが社会や生活者と直接向き合い、本当に必要とされる価値を生み出して、私たち自身が「より良い未来」をつくり出していくものです。
世界が大きく変わる今こそが「変革のチャンス」です。今日ここにいる皆さんが新しい力を活かし、失敗を恐れずに挑戦することで、未来をより良いものにできると期待しています。皆さんと一緒に働けることを心から楽しみにしています。これからの皆さんの成長と活躍を期待して、私からの歓迎の挨拶とします。