富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は4月1日、代表取締役社長・CEO 浜直樹氏の「新入社員歓迎の辞」を発表した。本稿ではその要旨を紹介する。

皆さん、入社おめでとうございます。

富士フイルムビジネスイノベーションの未来を担う皆さんの入社を心から歓迎します。

新型コロナウイルスが流行してからの数年間で、世の中は大きく変化しました。働き方の多様化が進んだほか、生成 AI の登場などテクノロジーは目まぐるしく進歩しています。当社は 1962 年の創業以来、働く人々を常に中心に据え、コミュニケーション活動を支援し続けてきました。そして、時代の変化に対応する中で事業の主軸も「ビジネス DX」へとシフトしています。その戦略として、基幹システムの販売・導入支援ビジネスに参入し、クラウドサービスの導入支援から運用保守の提供体制を強化しました。また、活動エリアをアジア・パシフィック地域から全世界に拡大させるなど、ビジネスフィールドも大きく広げています。新たな挑戦を続ける富士フイルムビジネスイノベーションを舞台に、皆さんが思う存分活躍し、成長を遂げることを期待しています。

また、会社人生の中では、さまざまな人と出会います。この「出会い」を、大切にしてください。たくさんの出会いがある中でも、同期はひときわ大きな存在です。私がいつも口にするのが「同期は最高の仲間であり、最高のライバルである」という言葉。所属組織や役割が違ったとしても、困った時に相談して、助け合えるのが同期です。同期の絆を大切にしてください。そして、お互いの活躍を意識し合うのが同期でもあります。ただ、課題や役割は誰一人同じではないので、お互いの活躍に一喜一憂するのではなく、同期同士で切磋琢磨し、お互いに高め合っていける関係であってほしいと願っています。

皆さんは、富士フイルムビジネスイノベーションの一員であると同時に、創立 90 周年を迎えた富士フイルムグループの一員でもあります。創立 90 周年を機に制定したグループパーパス「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」の実現には、皆さんの知恵と熱意が欠かせません。お客様を成功に導くことが、たくさんの「笑顔」を創り出すことにつながるという思いのもと、事業環境の変化に機敏に対応し、「ビジネスイノベーションパートナー」としてお客様のビジネス変革をリードしていきましょう。