【抗菌・抗ウイルス印刷特集】文星閣 SIAA認証の抗ウイルス印刷サービス開始
水なし印刷で知られる文星閣は、抗菌ニスを活用した抗菌印刷サービスと抗ウイルス印刷サービスを展開している。いずれも抗菌製品技術協議会(SIAA)の認証を得ているので、印刷物にSIAAマークを記載することができる。クライアントにとっては安心・安全な印刷物を利用した企業活動をアピールするツールとなる。
同社は2020年6月、SIAAの抗菌印刷認証を取得。同年11月には抗ウイルスのニーズの高まりを受けて、抗ウイルス印刷サービスでも同認証を取得し、本格的に受注を開始した。
「抗ウイルス印刷」は印刷紙面に抗ウイルス剤入りニスを塗布することで、特定ウイルスを減少させることができる印刷方式。同社ではSIAA認証を取得したことで、第三者機関から抗ウイルス性が認められた。
同社では、抗ウイルス印刷認証取得に併せて、紙製のオリジナル抗ウイルスマスクケース(サイズ:230mm×113mm)とマスクケース用抗ウイルス封筒(サイズ:240mm×138mm)を商品化。マスクケースについては同社公式オンラインストアから100枚単位で購入できる。(https://bunseikaku.thebase.in)
マスクケースはオリジナルデザインにも対応。特定の店舗、宿泊施設、商業施設、イベント会場で配布するノベルティグッズとしても高い販促効果が見込める。マスクケース用抗ウイルス封筒についても、規定サイズ以外も受け付けている。
同社ではこのほか「名刺」「カタログ・パンフレット」への抗菌・抗ウイルス印刷も提供している。名刺については対面型営業の制限やテレワークの推奨で利用場面が減少しているが、抗菌・抗ウイルス対応により、貴重な名刺交換の際には相手に安心感を与えるとともに、企業イメージの向上を図ることができる。多くの人が手にする飲食店等のメニュー表や商品カタログ、役所に置かれている印刷物などでも、抗菌・抗ウイルス印刷によって安全・衛生が保証された情報媒体となる。
同社の中嶋社長は、「従来のニス加工と比較しても印刷物の品質には遜色ありません。今後、抗菌コーターニスはPP加工の代わりとしても提案していきたいと考えています。抗菌・抗ウイルス印刷は、パンフレットや出版物の表紙にも最適だと思います」と語っており、ニューノーマル時代の印刷方式として期待を寄せている。また、「文星閣は印刷会社の皆さんの印刷工場を目指しています。印刷クライアントに抗菌・抗ウイルス印刷を提供するお手伝いができることを願っています」と語っている。