【愛知県豊橋市】アマノパック 特別清算開始命令受ける
愛知県豊橋市の 株式会社アマノパック(旧:株式会社トップ堂)は、2月15日、名古屋地裁豊橋支部より特別清算開始命令を受けた。負債は2022年8月期末時点で約11億1,900万円だが、その後変動している可能性がある。事業は新会社により継続されている。
同社は、1954年1月に創業した印刷業者。食品メーカー向けに合成樹脂製包装資材の水性グラビア印刷を主に手がけ、農産物用包装資材の卸売りも行っていた。老舗企業として東三河エリアでは知名度もあった。しかし、得意先の調達ルートの変更や、安価な油性グラビア印刷との競合が激化して業容が縮小し、売上高が大幅にダウン。12期連続で赤字を計上し、債務超過の状況が続き、資金繰りが厳しくなっていた。最近の原材料や光熱費高騰の影響を受けてさらに収益性は低下し、抜本的な再建が必要と判断。2023年3月31日付で、新設分割により新設された 株式会社トップ堂(豊橋市)へ事業を譲渡。アマノパックとしては、同年8月1日、現商号に変更し、同月31日株主総会の決議により解散していた。