【広島市西区】中外印刷 破産手続き開始決定受ける(新型コロナウイルス関連倒産)

広島県広島市西区の 中外印刷株式会社 は、9月20日、広島地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は約9,180万円。
同社は、1932年に創業した印刷業者。老舗の会社として台帳や出納帳などの帳票類を中心に扱うほか、製本も一部手がけており、官公庁や医師会、一般企業からの受注をベースに事業を展開していた。しかし、近年、同業者との競合が激しくなるなか、ペーパーレス化の進行や新型コロナウイルス感染拡大の影響で印刷需要が落ち込み、年売上高がダウン。採算性が振るわず財務内容が悪化していた。厳しい資金繰りが続くなか、印刷機械などの老朽化に伴う設備投資も進まず、前代表が今年1月に死去したことに伴い現代表が就任したが、事業の継続が困難となった。

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