【京都市東山区】トキプリント 破産手続き開始決定受ける
京都市東山区の 株式会社トキプリント は、10月7日、京都地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約15名に対し約7,996万円。
同社は、2011年10月に設立した印刷業者。大手印刷会社や製造業者などを得意先とし、納品書や請求書など伝票印刷のほか、カタログ、パンフレット、シール、チラシなどの印刷を手がけていたほか、販促グッズの企画・製作やホームページの制作なども行っていた。しかし、デジタル化の進展により紙媒体の印刷需要が縮小。新型コロナの影響でさらに減少していた。コロナ融資で手元資金を確保するとともに業績改善に取り組んでいたなか、2020年末に前代表(創業者)が死去したことで後継者問題が表面化し、売り上げも減少。コロナ禍の長期化で業績回復は鈍く、2023年7月に本店(京都市伏見区)を閉鎖し、2024年2月22日までに弁護士に債務整理を一任していた。