【モトヤコラボレーションフェア2024】旭紙工 クリーンルーム化した完全検査室「セットアップルーム」を出展

「印刷を支え、加工を活かす」を社是に掲げる旭紙工株式会社はモトヤコラボレーションフェア2024に完全検査室「セットアップルーム」を出展し、反響を呼んだ。

旭紙工はカレンダー製本、中綴・無線綴・カタログ折加工・特殊折・型抜き・貼込・断裁紙工・物流サービスを提供し、加工後の組み立て、アッセンブリ、発送作業まで一貫して引き受ける。「安心の品質、徹底した管理」の製本・加工が全国の印刷会社から信頼を集めている。

同社は2023年、さらなる品質管理の徹底を目指して、大阪の本社工場に完全検査室「セットアップルーム」を新設した。外部から完全に遮断された「セットアップルーム」は手洗い、専用スリッパ、専用キャップ、袖口締め、エアーシャワールームを通らないと入室できない。内部は気圧、湿度、静電気を管理したクリーンルーム仕様を整えており、障害の入らない完全検査体制を整えている。こうしたクリーン環境でアッセンブリが行われる。

また、同社はIT、デジタル化の導入により不良品を防ぐ生産態勢を構築しており、本社と大阪府瓜破の工場内には120台の「見守りカメラ」を設置。加えて折機にカメラ検査機を搭載するとともに、中綴機にはノーム社製完成品検査装置の「セパキャリトリム」を7台設置したことで、三方断裁時の断裁不良や通常の検査機で検出されない「折れこみ」の事故を皆無にした。

完全検査室「セットアップルーム」

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