日本製紙連合会 8月紙需給速報発表、紙・板紙の国内出荷は前年同月比3.3%減で2ヶ月ぶりのマイナスに。輸出量は26.7%増で5ヵ月連続のプラス
日本製紙連合会はこのほど、8月の紙需要速報を発表した。
紙・板紙の国内出荷は前年同月比3.3%減で、2ヶ月ぶりのマイナスとなった。グラフィック用紙は7.2%減で、31ヶ月連続のマイナス。パッケージング用紙は2.4%減で、2ヶ月ぶりのマイナスだった。主要品種は白板紙、衛生用紙がプラスとなった。
その一方、輸出量は同26.7%増となり5ヶ月連続のプラ スだった。グラフィック用紙は51.1%増、パッ ケージング用紙は15.5%増であった。グラ フィック用紙では、塗工紙を中心に印刷・情報用紙が南ア ジア、東南アジア、東アジア向けで増加。パッケージング 用紙では、段ボール原紙を中心に包装用紙、白板紙が東南アジア向けで増加した。
主要品目別に見ると新聞用紙の国内出荷は前年同月比7.3%減、39ヶ月連続 のマイナス。印刷・情報用紙の国内出荷は前年同月比7.2%減、24ヶ月 連続のマイナス。輸出は51.1%増、5ヶ月連続のプラス。包装用紙の国内出荷は前年同月比1.5%減、2ヶ月ぶりの マイナス。輸出は20.0%増、5ヶ月連続のプラス。段ボール原紙の国内出荷は前年同月比3.6%減、2ヶ月ぶ りのマイナス。輸出は15.8%増、5ヶ月連続のプラス。白板紙の国内出荷は前年同月比2.6%増、2ヶ月連続のプ ラス。輸出は7.4%増、4ヶ月連続のプラス。衛生用紙の国内出荷は前年同月比5.3%増、2ヶ月連続の プラス。