印刷革新会 コニカミノルタジャパンが参画、印刷業界発展へ”自働化”ミッションに賛同
印刷革新会にこのほどコニカミノルタジャパンが参画した。
印刷革新会はクイックス(愛知県刈谷市)、佐川印刷(愛媛県松山市)、正文舎(北海道札幌市)の印刷会社3社と、リコー、ホリゾン・ジャパン、J SPIRITS、コニカミノルタジャパン4社の印刷関連ベンダーで構成。需要創出から生産現場までの“自働化”で印刷プロセスの全体最適化を目指している。
印刷会社3社は自社の自働化プロセスに投資し、ベンダー各社と印刷会社3社の実務担当者が連携して各社の案件ベースで自働化システムを構築。ベンダー各社が他の印刷会社に、印刷革新会で実現した自働化の実績を水平展開することで、印刷業界全体の活性化につなげる。また、若年生産労働人口の減少に伴う人材獲得や技術継承の課題の解消、働きやすい労働環境の構築など、業界の持続可能性を高めていく。
コニカミノルタジャパンはそうした印刷革新会の趣旨に賛同。印刷革新会の活動を通じて、生産現場に則した自働化ソリューションの提供を加速する。
同社上席執行役員プロフェッショナルプリント事業部長の須田徹氏は「生産工程の自働化、創注、SDGsの3つの柱で業界貢献を目指している。印刷革新会のミッションは“印刷業界に関わるすべての人の幸せを求めて。”と認識している。それを実現するため、印刷会社、メーカーの共創でオープンイノベーションを起こしていく。印刷革新会が目指す業界発展の貢献と我々が目指す方針が合致した」と、印刷革新会に参画した動機を説明した。