みさとみらい21  カレンダー展で審査員特別賞(奥村靫正賞)受賞

全国カレンダー展・全国カタログ展で特別賞を受賞
全国カレンダー展・全国カタログ展の表彰式で。みさとみらい21は特別賞を受賞。

第68回全国カレンダー展および第58回全国カタログ展の合同表彰式が、1月16日、東京のゲートシティ大崎で開催され、埼玉県の有限会社みさとみらい21の「鳥獣戯画巻(甲巻)長尺暦2017年  国宝 平安時代 高山寺蔵」が、審査員特別賞奥村靫正賞を受賞した。

「鳥獣戯画巻(甲巻)長尺暦2017年  国宝 平安時代 高山寺蔵」は、長尺印刷技術を利用したカレンダー。

みさとみらい21が作成した「鳥獣戯画巻(甲巻)長尺暦2017年 国宝 平安時代 高山寺蔵」
みさとみらい21が作成した「鳥獣戯画巻(甲巻)長尺暦2017年 国宝 平安時代 高山寺蔵」

巻物をそのまま再現したような長巻物風に仕上げてあるだけでなく、カレンダーの部分と絵巻の部分にミシンが入っているだけでなく、1月毎の区切りの部分にもミシンが入っている。そのため、巻物の部分だけを残したり、1月毎に切り離して利用するなど、それぞれにカレンダーを楽しめるようになっている。

カレンダーの表記も、巻物を意識して縦書きの漢数字と、「睦月」「如月」など、いわゆる旧暦の名称をメインに記載。英数字での表記も、違和感なくデザインされているなど工夫されている。

同カレンダーは、箱入りで販売されている。

カレンダーに採用した鳥獣戯画(鳥獣人物戯画)は、京都の 栂尾山 高山寺が所蔵する国宝として有名。今回、カレンダーに制作するにあたり、所蔵先の高山寺から直接、許可をもらって作成した。みさとみらい21は、関連会社の三郷コンピュータの持つ印刷技術を活用した紙メディアづくりの企画・提案を積極的に行っている企業。これまでにも、マイクロ文字や長尺印刷技術などフォーム印刷業として培ってきた技術を活用したオリジナル商材を生み出している。

表彰式に出席したみさとみらい21のスタッフ。前列・右から2人目がみさとみらい21の中野社長。前列左から2人目が三郷コンピュータの福田社長。
表彰式に出席したみさとみらい21のスタッフ。前列・右から2人目がみさとみらい21の中野社長。前列左から2人目が三郷コンピュータの福田社長。

受賞したカレンダーについて、「三郷コンピュータがもつ特許技術の長尺印刷を活用したカレンダーを制作しようと取り組みました。その他にも、ミシンなどの技術も採用して、オリジナリティの高いカレンダーになりました」と、みさとみらい21の中野俊美社長。「これからも面白いものを制作したい」と語っている。

なお、第68回全国カレンダー展および第58回全国カタログ展の展示会が、東京と大阪の2会場で開催されている。東京は、1月18日までゲートシティ大崎で、大阪は1月23日から2月2日までペーパーボイス大阪で行われる。

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