KOMORI 新和製作所でB1判デジタル機ナノグラフィ『インプレミア NS40』内覧会

インプレミアNS40内覧会
インプレミアNS40内覧会

小森コーポレーションは2月6日、7日の両日、埼玉県川越市の新和製作所本社工場で、世界で初めて納入され、フィールドテスト中の40インチ枚葉ナノグラフィックプリンティングシステム『インプレミア NS40』の内覧会を開催した。

新和製作所は紙器パッケージ事業とディスプレイ・紙什器事業を展開し、企画から納品まですべて自社一貫の生産体制。数年前から企画・デザイン力に力をいれており、「工場を持った広告代理店」(新和製作所・山崎康成社長)を目指している。昨年10月に小森コーポレーションとフィールドテスト実施に基本合意し、今回、実際の稼働を披露した。

両日合わせて60名が参加した内覧会の実演ではノーバックの310gsmの厚紙に2種類のパッケージ画像を印刷。最初のジョブでは多面付けしたパッケージの絵柄2種類と高色域の多面付けした絵柄1種類を100枚ずつ印刷した。その後、色変えて特色の多面付けしたパッケージの絵柄を印刷し、多品種・小ロットジョブの適性とジョブ切り替えのスピードを訴求した。いずれの絵柄もUVニスでコーティング。高い光沢性と彩度に来場者は関心を寄せた。

新和製作所の山崎社長
新和製作所の山崎社長

新和製作所の山崎社長はインプレミア NS40について、①版レス、②ヤレ紙の少なさ、③高彩度、④簡単な操作性、⑤バリアブル印刷を評価。パッケージ印刷に特有の本機校正と立会い印刷による低い印刷機稼働率を課題に挙げ、インプレミア NS40への期待を語った。また、パッケージ、ディスプレイに必要とされる光沢感について、PPラミネートとインプレミア NS40のプレスコートを比較。数値的にも同じ光沢が得られたことで、コストメリットの訴求効果にも言及した。

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